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FP 三洞さんからのお返事

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宛 先 : ちひろ
日 付 : 2006年08月29日 11時11分
件 名 : 具体的な説明です。


五十田三洞さんというかたらかの回答です。
おもしろいですよ。具体的で、なるほどと言う感じです。
長いですけど、読んでみてください。



<1>

ある程度名前の通った会社に就職してしまうと
「辞められなくなる可能性」が高くなる。

これが、上場企業や公務員になることの最大の欠点。
例えば、私からみると、東京海上ってのは非常に良い会社であるが、
そこに入ってしまえばその会社しか知らないし、
少なくとも60歳ぐらいまでの人生がほぼ見えてしまう。

安定は得られるが、もっとはるかに大きな幸せがあることは知らずに
一生を終える。


「一生を終える」……こう聞くと怖くなるだろう。
でも、それが事実。

しかし、彼女は結婚して辞めるという予定があるから、
それはあまり問題はない。

どうせ辞めちゃうなら○友で何ら迷うことはない。
単に会社だけ見れば、○山なんてお話にならない。



<2>

仕事内容は最初はどれも変わりない。

雑役係なんだから。
将来的に仕事を覚える……という意味においては、
やはり○友だろう。
洞察力と注意力があれば、
巨大なビジネスシステムを目の当たりに出来る。


最初に入る会社は重要。

素の状態に「会社ってのは」「仕事ってのは」という意識が
植え付けられる段階だから、セコイ会社に入っちゃうと、
仕事ってのはすべてそういうもの……
という既成概念が出来てしまう。
そういう点では、○山なんてのは論外。


<3>

給料は全く関係なし。

今も、そして会社に入っても分からないだろうが、
(実感として比較が出来ないから)、
2~3万の給料の違いはないも同然。
 ほとんどの人(イイ歳をした人も含む)が、
「あと2~3万あったら」という思いに駆られるが
2~3万あっても生活も心のゆとりも何も変わりはしない


これは500世帯以上の家計コンサルティングをし、
秋に家計本が出版される私の経験から間違いのないこと。
だから、給料は会社選びの基準にはならない。

6年で辞めちゃうなら○商が一番貰える。
退職金額が違うから。
時給換算したらかなり違うだろう。
でもそれもあまり関係ない
(所詮はどんぐりの背比べにすぎないから)。


大事なのは「時間」「経験」

自分のための時間がもっとも多く取れる会社が良い。
ただし、自分のための時間があっても、
一流企業のOLだなんて意味のないプライドを持って

(人間、弱いから、必然的に持ってしまうものだ。
私だって慶応卒だというブランド意識が時々出る。
自由業だから全然意味ないけど。)、

勉強せずにいたら(勉強の内容が大切だけど……ここでは書けない)
つまらん男と結婚して一生を終えるだろう。

だから結局「自分はどうなりたいのか」が大切。
会社なんて、自分と言う大きな円の中の一点にしか過ぎないのだから。


<4>

親しい友人であろうと、親であろうと、
「こっちがイイと思う」なんて目先の意見は決して聞いてはいけない。
あなたにメンター(指導者。心の師。人生の師)が居るのなら、
その人の意見は聞いても良いが、
友人の意見なんてのは絶対に聞くべきではない。

友人も何の経験もない人なのだから。
2~3年の経験があっても、ないも同然。

そして親も同様。
日本のほとんどの親は、
最愛の子供に対しては「保護者意識」が先行して、
正しいアドバイスが出来ないものだ。

これは日本経済が衰退した大きな理由の1つなんだけどね。


自分のことなんだから自分で真剣に考える。
真剣に考えると、他人に相談するとか、
他人の意見が耳に入るなんてことが
とても危険なことであるとわかるようになるものだ。

今、その感覚が芽生えていないのであれば、
それはまだまだ真剣に考えていない証拠。

でも、やぎねぇに相談できたと言うことは、
あなたの持っている運。
これはものすごくものすごく大切なことなんです。

この辺の感覚はものすごく大事だけど、
なかなか一言では言えない。
なぜなら真剣に考えないことも大切だから
(この場合も他者の意見は聞いてはいけない)。
 
でも、自分で考えることが重要

……これが全ての回答になるだろう。


以上

どうでしたか?
おもしろかったでしょ?
良かったら。三洞さんのHP
なので、見に行ってみてね。
どんな人なのか分かります。


ちひろさんのお返事へ



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